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ノンダイアトニックコードのアイデア① セカンダリードミナント

今回はコード譜で見かけるダイアトニックコードにはないコード、

ノンダイアトニックコード

のアイデアをつけて行きます。

 

イデアと言っているのはダイアトニックのコード進行はある程度決まっているのに対してノンダイアトニックを使ったコード進行というのは無限にあるからです。

なのでノンダイアトニックを使ったコード進行というのは「あ、このコード進行いいじゃん」っていうのを自分で探って使っていけばいいと思っています。

とはいっても理論的に使えるノンダイアトニックコードというのはいくつかありますので当ブログではそれを紹介していこうと思います。

理論的に使えるノンダイアトニックコードの知識があればコード譜で出てくるノンダイアトニックコードがなぜ使われているかも推測することが出来るかもしれません。(解読不能なノンダイアトニックコードもあります汗)

今回は第①回目としてセカンダリドミナントいうものを紹介します。

ドミナントモーションの記事でドミナント(Ⅴ)はトニック(Ⅰ)にめちゃくちゃ戻りたがる性質があると言う話をしました。

セカンダリドミナントはこの性質を利用したものになります。

 セカンダリドミナントとはダイアトニックコードの中でセカンダリドミナントを使いたいコードをトニック(Ⅰ)と見立てた時(仮想トニック)にその仮想トニック(Ⅰ)にめちゃくちゃ戻りたがる仮想(Ⅴ)がいるということです。

キーCダイアトニックコード

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 キーCのダイアトニックコードを例にすると例えばAmというコードを使おうとしたときにこの前にセカンダリドミナントを持ってきてみようかな?と思います。

 

Amを仮想トニック(Ⅰ)に見立てるのでAmキーを確認します。マイナーキーですね。

Amキーダイアトニックコード

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この仮想トニックであるAmにドミナントモーションしたがる仮想Ⅴを確認します。

今回はEですね。

これがセカンダリドミナントになります。

つまりコード進行としては

E→Am

という進行が出来ました。

ディグリーネームで言うと

MⅢ→Ⅵ  という進行ですね。

(Mというのはメジャーという意味。本来メジャーダイアトニックコードだとⅢはマイナーコードですがメジャーになっているという意味です。)

これをコード進行にはめ込むという使い方をします。

ちなみにこのE→Amというコード進行はめちゃくちゃ多く使われていてキーCの曲でEmじゃなくただのEコードが出てきたら次のコードはほぼほぼAmが来ると言える程めちゃくちゃ多用されています!!

セカンダリドミナントは例であげたⅥに対してだけではなく他のコードに対してももちろん使えます。(Ⅶに対しては例外で使えません。)

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キーCの場合

G7→CM7

A7→Dm7

B7→Em7

C7→FM7

D7→G

E7→Am7

(Bm7♭5はトニックで使われる事がないのでセカンダリドミナントはありません)

※Ⅴのコードはメジャーマイナーどちらもメジャーm7コードなので覚えるのがとても簡単ですね!

コード譜でダイアトニックにない「メジャーコード+7」が出てきたらセカンダリドミナントを疑い、次が強進行であればそれはセカンダリドミナントです。

 

上の表をディグリーネームにしてみると(ディグリーネームとはⅠとかⅡとか)

Ⅴ7→Ⅰ

MⅥ7→Ⅱ (Mはメジャーコードということ)M

MⅦ7→Ⅲ

Ⅰ7→Ⅳ(ⅠがM7じゃなくて7である事に注目→セカンダリドミナントとして使われていると推測が出来る)

MⅡ7→Ⅴ

MⅢ7→Ⅵ

なし→Ⅶ

となっております。

 

 この関係性、前に見た事がないですか?

この関係性は前回やった強進行の関係性と一緒ですね。

コード進行のアイデア② ツーファイブ

ドミナントモーション自体が強進行なので当たり前と言っちゃ当たり前ですが。

つまりノンダイアトニックコードとしてセカンダリドミナントを使いたい時は

使いたいコードの前に強進行の関係にあるコードを三和音ならただのメジャーに、四和音ならメジャー+7thにしてはめ込めばセカンダリドミナントのコード進行を作れるという事です。